世の中、ワインブームがあったり、女性の日本酒ブーム、地ビールは一時の盛り上がりはどこかに過ぎ去り、今や、焼酎ブーム。ブームには必ず仕掛け人がいるわけで、作り手ではなく、売り手(主に商社)が売りたい焼酎、売れる焼酎をメーカーに作らせて、メディア操作(言い過ぎかな)して希少性をあおりにあおって売りさばく。それに躍らされたメーカーは、設備投資をして増産し、ブームが過ぎ去るとそれが重荷になって経営不振に。というありがちなパターンが待ち受けているのかも。
まちづくり、地域づくりを考える時、地域の文化を掘り起こし、守り、伝えて行くなかで地域の食文化、地酒、金沢で言えば焼酎はないので「日本酒」になるけれども、とても大切な存在となる。地域づくりをしていく中で、商社など売り手のプロデュースではなく、地域の中での作り手の思いを新しい日本酒ブランドに織り込み、そのブランドを地域の酒屋、温泉旅館、飲食店が育て、自店で使い、販売することで利益を出し、その一部を地域づくりに役立てるという形はどうだろうか。
もちろんこの形は、日本酒だけでなく、味噌、醤油、和菓子、漬物などでも考えられる。
コメント